TOEICの最大の難所といえば、やはりパート7の長文読解問題だと思います。ここでどれだけ点数を取れるかがTOEICのスコアに大きく影響してきます。
本日の記事ではTOEICパート7を攻略するために是非知っておいてほしい5つのことについて解説したいと思います。
「TOEICの点数を上げたい!」「特にTOEICパート7が苦手」という方に読んで参考にしていただけたら嬉しいです。
名詞のような動詞を攻略する
TOEICパート7の英文を読む上で気をつけたいのが名詞と動詞が同形の単語です。たとえば「address」という単語は名詞の印象が強いですがaddress the issue(問題に取り組む)のように動詞として使われることも多いです。
このような名詞と動詞の両方の使い方ができる単語が文中に出てきたとき、瞬時にどちらの用法なのかを判断する力が必要です。
対策としては普段から辞書で単語の意味を調べたときに、複数の品詞の用法がある場合は、例文を読み一つ一つ覚えていくことが大切です。以下に名詞と動詞が同形のいくつかの単語をご紹介します。
・promise
動:~を約束する 名:約束
・charge
動:~に請求する 名:料金
・ship
動:~を輸送する 名:船
・house
動:~を所有する 名:家
・head
動:~へ向かう 名:頭
多義語を攻略する
TOEICの長文に頻出する単語として「多義語」というのがあります。多義語とは一つの単語に複数の意味がある単語のことです。以下の例文をご覧ください。
①Where is the capital city of Korea?
韓国の首都はどこですか?
②We have enough capital to start our new project.
私たちは新しいプロジェクトを始めるための十分な資金がある
この二つの文章の中で「capital」という単語は「首都」と「資本」の2つの意味で使われています。パート7ではこのような多義語を正確に読み取れるかが重要です。
対策としては、単語のコアイメージから意味を推測して単語を身につけていくクセをつけるとよいでしょう。
例えば「cover」という単語だと「~を覆う、保証する、報道する」など様々な意味があります。これをただ並べて覚えようとしてもは難しいので、「覆う」→「覆われる」→「含まれる」と連想によって意味を読み取れるようにしましょう。
英英辞典を利用して多義語を覚えると、意味だけでなくニュアンスまでわかり、同義語も知ることができるのでおすすめです。
正解マーカーを確実に捉える
ディスコースマーカーというのをご存知でしょうか。ディスコースマーカーとはDiscourse(話)のmarker(標識)が語源であり、話の展開を理解しやすくするために使われる目印になる語のことです。
ディスコースマーカーには「逆説」「対比」「例示」など色々な種類がありますが、パート7で最も重要なのが「逆説」のディスコースマーカーです。具体的には以下のような語です。
・However:しかし
・yet:~ですが、~
・nevertheless それにもかかわらず
・though/although ~ですが、
・unfortunately,(しかし) 残念なことに
これら逆説のディスコースマーカーは、これから前述の内容とは異なる情報を提示するというサインです。後に続く内容が正解の根拠になる可能性が高いので「正解マーカー」として意識するようにしましょう。
時制を正しく読み取る
英文の時制は動詞の形を見て読み取ることができます。パート7では時制を正しく認識できているかがとても重要です。たとえば本文に以下の文章が含まれていたとします。
All new applications have been installed.
そして設問が↓↓
What is implied about the new applications?
(A)New applications will be installed.
「新しいアプリケーションについて何が示唆されているか」と問われ選択肢(A)では「アプリケーションがインストールされる」と述べられていますが、実際にはすでにインストールされているので、これは不正解です。
このようにパート7では時制を正しく読めていないと間違ってしまう選択肢が存在します。文を読むときは必ず時制を正しく読み取ることを意識しましょう。
正解の根拠を効率よく見つける
パート7を速く正確に解答するには、無駄な読み返しをせずに効率よく正解の根拠を見つけることが重要です。
そのためにまず知っておきたいのが、正解の根拠は設問の順番に出てくるということです。またダブルパッセージやトリプルパッセージの場合は4問目、5問目がクロスリファレンスの問題になっている場合が多いことも知っておきましょう。
これらのことを知っておくと英文を読みながら正解の根拠となる箇所を予測しながら読み進めるということができるようになります。
いかがでしたでしょうか。本日の記事では「TOEICパート7の攻略法5選」についてご紹介させていただきました。内容をまとめると以下の通りです。
①名詞のような動詞を攻略する
②多義語を攻略する
③正解マーカーを確実に捉える
④時制を正しく読み取る
⑤正解の根拠を効率よく見つける
これらのことを意識するだけでスコアがグッと上がるはずです。是非参考にしてみてください!今後も英語学習に関する役立つ情報をお届けいたします~☆
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