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TOEICの単語を効率よく覚える方法

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TOEICで高得点を狙うには欠かせない「単語力」ですが、TOEICには日常的にはあまり使わない単語も数多く出題されるので、覚えるのに苦戦している方も多いと思います。

 


本日の記事ではTOEICの単語がどうしても覚えられない」「短時間で多くの単語を覚えたい」という方のため、TOEICの単語を効率よく覚える方法」についてご紹介させていただきます。

 

 

TOEICに必要な単語数

単語の覚え方をご説明する前に、実際にTOEICに必要な単語数はどれくらいあるのかを知っておく必要があるかと思います。

TOEICの試験1回分には約10,000語単語が含まれており、重複単語を除くと1回の試験で約2,500語もの単語を理解する必要があります。また動詞や名詞の変化形を除くと約2,000語の知識が必要といわれています。

 

では実際にこの2000語もの単語をどのように覚えたら良いのでしょうか。単語を覚えるための一番効率の良い方法を4つのステップでご紹介したいと思います。

 

 

①仕分け作業

単語帳などを使って単語を勉強するとき、はじめに行うのが既に身についている単語と覚える必要のある単語を分ける「仕分け作業」です。

 

やり方は簡単で、覚える必要がある単語にシャープペンでチェックを入れるだけです。この仕分け作業は以下の点に注意して行うようにしましょう。

・同じ単語で意味が2つ以上ある単語はわからなかった意味の方に印を付けるなどして後からわかるようにする。
・品詞も正しく覚える
・チェック入れようか迷ったら、とりあえず入れる

この方法で淡々と作業を進めて、1単語約3秒で仕分けをしていきます。そうすると約2000単語の単語帳でも1時間40分あれば完了します。

 

 

 

②暗記

仕分け作業が終わったら、いよいよ単語を覚えていきます。単語は特に覚えようとしなくても、繰り返しているうちに自然に覚えます。繰り返し見る回数をどれだけ増やせるかが重要です。暗記はとにかく「繰り返すこと」が重要です。

 

チェックがついた単語を3~5単語を1セットとして英単語と日本語訳を5回繰り返してつぶやきます。5回繰り返すと日本語訳がスラスラと出てくるようになります。そしたら、次のセットに進んで同じことを繰り返します。

 

 

 

③見直し

ステップ②の5回づつ繰り返す暗記は、あくまでも週間記憶ボックスにいれただけで、これは数分で忘れてしまう記憶です。これを数分以内に今度は数時間どどめることができる短期記憶ボックスに英単語を移動させる必要があります。このために必要なのが「見直し」の作業です。


ステップ②の暗記では3~5単語を1セットとして暗記しました。これが見開きの両ページ終わったら、次のページに進む前に。もう一度戻って見直しをします。覚えたばかりの単語なので割とすいすいと見直しできると思います。ただこの見直しで忘れてしまった単語があっても気にしなくで大丈夫です。また5回つぶやいて覚えなおします。

 

 

 

④復習

チェックを付けた単語を②で暗記し、③で短期記憶に入れたら、最後は長期記憶に移動させる「復習」を行います。覚えた単語を忘れないように確実に記憶に定着させる作業です。

 

人は記憶したことを20分後には42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%を忘れると言われています。記憶が鮮明なうちに復習することで忘れていたとしても短時間で再暗記することができます。そのため、この復習の作業は2日以内に3回することが大事です。理想のタイミングとしては1回目→12時間後、2回目→24時間後、3回目→48時間後に行うとよいでしょう。

 


ここまで、単語を効率よく覚える方法を以下の4ステップでご説明いたしました。

①仕分け
②暗記
③見直し
④復習

 

①の仕分け作業が終わったら、あとの②~④は毎日やる作業です。そのため毎日行っていることに紐づけて習慣化するとよいでしょう。

 

例えば、朝の通勤時に「暗記&見直し」を行い、夜の通勤時に「1回目の復習」を行う。翌日の朝の通勤時に「前日分の2回目の復習」「新しいページの暗記&見直し」を行うといったように通勤時間を活用するのがお勧めです!

 

いかがでしたでしょうか。正しいステップで単語を覚えていくことで、単語学習にかける時間を最小限に抑えることができます。TOEICに本気で臨む方には是非やっていただきたい暗記法です!


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