前回の記事→韓国語習得法☆動機付け編 - 語学キングに続き、本日の記事では韓国留学の経験についてお話させていただきます。
韓国に行く前にしたこと
ビザの取得
私は、韓国に行くときワーキングホリデービザを取得しました。
ワーキングホリデービザとは18歳以上30歳以下の人が取得することができるビザで、現地で学校に通ったり、アルバイトをしながら一年間滞在することができます。
(2021年5月現在はコロナウイルスの影響でワーキングホリデービザの申請受付を中止しているようです)
私はできれば韓国でアルバイトもしたいと思っていたのでワーホリビザをとったのですが、韓国の場合90日間以内の滞在であればビザなしで入国することができます。90日以内の留学を予定している方や、90日に一度くらいは一時帰国するという方はビザなしで行くことをおすめします。
私が留学したときの印象だと、語学堂で勉強している日本人の半数以上はビザなしで来ていて、学校の各学期が終わるごとに一時帰国している人が多かったです。
学校を決める
韓国で韓国語を学ぶには下記の二つの方法があります。
・民間の語学学校に通う
・大学付属の語学堂に通う
基本的に語学堂は1学期(約2ヶ月)単位でプログラムが組まれていて、1級~5または6級にクラス分けされています。民間の語学学校に比べて、語学堂のほうが授業時間も長く、カリキュラムもしっかりしていると思います。
私はソウルにある弘益大学語学堂に3学期間通いました。
決めた理由は「日本人生徒が少なかったこと」と「弘益大学エリアの雰囲気が好きで住みたかったから」です。
現地での住まい
韓国に渡航後は、まずは住む場所を探さなきゃということで、
ニュージーランドワーホリ時代に出会った韓国人の友人に手伝ってもらい、「コシウォン」に住むことを決めました。
「コシウォン」とは学生向けの宿泊施設で、机とベットのみある個人部屋が確保され、バス・トイレ、キッチンなどは共同という感じになっています。
他にも、ハスク(下宿)といってアジュンマ(おばちゃん)が管理する建物で、地方からやってきた大学生や留学生が共同生活するスタイルの住まいも人気でした。みんなで夜ご飯を食べるようになっているところが多いので、友達をたくさん作りたい場合はハスクがおすすめです。
語学堂での韓国語学習
弘益大学の語学堂は年間で春夏秋冬の4学期に分かれていて、初級1・2、中級1・2、高級1・2の6段階で構成されています。私は初級2からスタートし中級2を終えるまでの3学期の間通いました。前回の記事でも書きましたが、私は韓国に行く前にニュージーランドで韓国人の友達から韓国語を教えてもらってました。ハングルも書けるようになっていたので、入学テストの点数は少し足りなかったのですが、希望して初級2のクラスからスタートさせてもらいました。
クラスの学生の割合は、中国人80%、日本人10%、その他10%といった感じで中国人の生徒が大多数でした。各学期の最後にテストがあり、合格すれば進級することができます。印象として、普通に授業に出ていれば日本人の生徒でテストに落ちる人はほぼいませんでした(中国人生徒は結構落ちていました)。
語学堂に3学期間通ったことで韓国語のレベルはかなり上達しました。正直、ニュージーランドで英語を勉強していた頃の英語の上達度よりも、はるかに韓国語のほうが日々上達を感じ、勉強するのが楽しかったのを覚えています。
現地でのアルバイト
韓国で学校に通い始めてから3か月ほどたったころから、アルバイトを探し始めました。私がアルバイトを探した方法は「歩いて探し回る」です(笑)
学校の近くでアルバイトを探してそうなお店(居酒屋やカフェなど)10軒以上はまわったと思います。その結果、まだ韓国語が下手くそな私を雇ってくれたのは小さなコンビニのオーナーさんでした。
韓国のアルバイトは意外と緩く、コンビニの店員さんは座って携帯いじっていたり、彼女を連れ込んで一緒に映画見てたりもします。(その分、バイトの時給はかなり安いです)
私が働いたコンビニのオーナーさんも暇だったらなんでもしていいよ~という感じだったので、私はずっと韓国語の勉強をしていました。
このような感じで、コンビニでバイトをした甲斐もあり、韓国語はさらに上達しました。帰国後すぐに韓国語能力試験(TOPIK)を受験し4級に合格することができました。
レベルとしては「韓国語で一般的な業務を行うことができ、ニュースや新聞もある程度理解することができる」くらいです。
その後、接客業などをしていたときは韓国語はとても役に立ちました。また海外で韓国人に会うと普通に韓国語をしゃべるだけでかなり驚かれます。韓国留学はとても快適で最高に楽しい思い出になりました。私にとって韓国留学で得た語学力や友達、貴重な経験、すべてが宝物です。
「韓国語をやろうかな」「韓国留学してみようかな」と思っている方の少しでも参考になればと思い、私の経験をお話させていただきました。
今後も語学に関する役立つ情報をお届けいたします~☆