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TOEICの点数を短期間で効率よく上げる方法

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グローバル化が進む近年、TOEICは多くの企業で英語力の評価基準として採用されています。特に転職や昇進のタイミングでは、TOEICのスコアがあれば有利になることが多いと思います。


この記事では、急な転職でTOEICスコアを3か月で上げたい」「2ヶ月でTOEIC800点を突破して昇給したい」という人のために、TOEICの点数を短期間で効率よく上げる方法」をご紹介したいと思います。

 


では、一般的にTOEICのスコアを上げるにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。現在のスコアから目標のスコアまでの勉強時間の目安をまとめたのが次の表です。

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この表は、Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)が、TOEICを受験する生徒を指導する講師向けに作成した指南書に掲載されているものです。  


この表の見方を説明すると、一番左の縦軸には「現在のスコア」、横軸には「目標スコア」が表示されています。この二つが交わっている個所の数字が必要とされる勉強時間です。例えば現在のスコアが650点の場合は次のように読み取ることができます。

<例:現状スコアが650点の場合>
・650点→750点(+100点):225時間
・650点→850点(+200点):500時間
・650点→950点(+300点):825時間 

 


しかし!!実際に私は約150時間の勉強でTOEIC850点→930までアップすることができました(この表の約半分)。これは平日1時間、土日は3時間ずつの勉強を3か月続ければ達成できる時間です。

 

フルタイムで仕事をしている人でも3ヵ月で100点、もっと時間が取れる場合は200点も上げることができちゃうんです!!


「それくらいの勉強ならできるかも」と思ったあなた!是非私も実践していた方法でこの表の半分の勉強時間で目標スコアを達成しましょう!!では実際にTOEICの点数を短期間で効率よく上げる方法」をご紹介させていただきます。

 

 

 

①自分の今のレベルと苦手分野を知る

 

まず、点数を上げる上で最も重要なのは「自分の今のスコアを知ること」「苦手なパートを知ること」です。それによって、目指せるスコアの範囲や重点的に勉強するべきパートが見えてくるでしょう。

 

具体的には、TOEICを実際に受けてみるか模試をやってみて今の自分のレベルを確認してみましょう。模試の中にはレベルの高い人向けに難しい問題で構成されているものもあるため、「公式問題集」がおすすめです。

 

TOEICの問題はPart1~Part7まであり、以下の内容で構成されています。

 

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こちらはTOEIC® Programの運営を行っているIIBCの公式ホームページに掲載されている表です

 

自身の弱点を認識するときは、下の3つに分けて考えるとよいでしょう。

・リスニング (Part 1~4)
・文法 (Part 5~6)
・長文 (Part 7)

 

このようにして、まずは今のスコアを出して、自身の苦手なパートを認識しましょう。

 

 

 

 

②自分にあった教材を選ぶ

 

次に重要なのが「自分に合った教材を選ぶこと」です。どの書店にもTOEICの教材が非常にたくさんあります。その中から自分に合った教材を選ぶことは、効率よくTOEICスコアをあげるにはとても重要です。

 

ここでの“合った”には2つの意味があります。

 

①1つ目は「レベル」です。

例えば、600点以下の人が900点突破のテキストをやっても難しすぎて挫折する可能性が大きいです。また、800点台の人が自分のレベルより簡単なテキストをやっていては、レベルを上げるにはとても効率が悪いと言えます。

これを聞くと当たり前だと思うでしょうが、実は自分のレベルに合っていない教材を使っている人はかなり多いと思います。

 

使っている教材について「難しくて解説を読んでも理解できない」「ほとんどの問題に正解できちゃう」と感じている方はレベルが合っていない教材を使っている可能性が高いです。


TOEICの教材を買うときは、必ずスコア何点を目指すためのものか、あるいは今のスコアが何点の人向けなのかを確認してから買うようにしましょう。最終目標は900点であったとしても、まずは今のスコア+100点を目安に教材を選ぶようにしましょう。


②“合った”の2つ目の意味は「自分の感覚」に合った教材です。

私は書店で教材を選ぶとき、本を手に取って開いてみたときの感覚を大事にしています。「なんとなく読みにくい」「内容が入ってこない」と思った本はいくら人気の教材でも買いません

 

文字の大きさなのか、レイアウトなのか、内容なのかよくわかりませんが、人それぞれ読みやすいと思う本は違います。勉強を継続するうえで自分が読みやすいと思う本を使うのはとても重要です。

 

そのため教材を選ぶときは、開いたとき少しでも「わくわくする」「勉強する意欲がわく」と感じる教材を選ぶようにしましょう。

 

 

③勉強を習慣化し、継続して勉強すること

 

最後に重要なのが勉強を習慣化することです。これはTOEICの学習だけではなく、すべての学習に関して言えることです。

 

目標を立てたときは誰もがやる気に満ちていると思います。しかし、1週間、2週間経つにつれて、勉強時間が少なくなっていってしまうという人は多いと思います。これは勉強がまだ習慣化していないことが原因です。

 

人は新しいことを始めるとき、1日おきにやるより、毎日やるほうが継続できるといわれています。その理由は、毎日やることで習慣化され、苦じゃなくなるからですTOEIC学習の計画を立てるときは、少しずつでもいいので必ず毎日勉強時間をとるように計画してみてください。

 

具体的には自分の生活ルーティンの中にTOEICの勉強を結び付けて習慣化させるとよいでしょう。例えば、「トイレの中では単語帳を5ページやる」「通勤中はリスニング教材を聞く」「寝る前はTOEICのアプリを20分やる」などです。


最初は少し大変かもしれませんが、習慣化してしまえば、テキストを開くまでのハードるはぐっと下がるはずです。このように、TOEICの学習を習慣化させることで、挫折せずに継続して勉強することができます。

 

 


いかがでしたでしょうか。今日は、効率よくTOEICの点数を上げるために重要な3つのポイントをご紹介いたしました。

①自分の今のレベルと苦手分野を知る
②自分にあった教材を選ぶ
③勉強を習慣化し、継続して勉強すること

 

TOEICの点数を上げていきたい!という人は必ず知っておくべきポイントです。
今後、さらに具体的なTOEICスコアアップの方法もご紹介していきたいと思います。