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マレーシアはいつが旅行のベストシーズン?地域別の気候と注意点まとめ

一年中あたたかく、常夏の気候が魅力のマレーシア。

しかし、地域ごとに雨の降り方や季節の感じ方が驚くほど異なります。

この記事では、西海岸・東海岸・ボルネオなど主要エリア別に、天候や気温、旅行のベストシーズンを詳しく紹介します。

さらに、クアラルンプールに住んでみて感じたリアルな気候の特徴や、毎年話題になるヘイズ(煙害)についても解説します。





マレーシア全体の気候の特徴

マレーシアは赤道直下に位置し、年間を通して 気温26〜33℃ と安定した暑さが続きます。

四季はなく、乾季と雨季(モンスーン) の2つが季節の軸。

日差しが非常に強い一方で、突然の大雨(スコール)が起こるのも特徴です。

 

 

 

 

クアラルンプール(西海岸)

年間の天候

クアラルンプールは一年を通して気温がほぼ一定で、昼間は30℃近くまで上がります。

雨季は主に 10〜3月 ごろで、なかでも11〜12月は雨が多い時期です。

5〜9月は乾季と言われていますが、乾季でもスコールは普通にあります。

 

 

 

 住んでみて感じたリアルな気候の特徴

実際に暮らしてみると、KLの天気は「予報通りにいかない」というのが第一印象です。

午前中はカラッと晴れていても、午後になると急に黒い雲が広がり、短時間の激しいスコールが降ることがよくあります。

雨は1〜2時間で止むことが多いものの、道路が一気に濡れて気温がモワッと上がるため、屋外は蒸し暑さが増します。

湿度は常に高く、洗濯物が乾かない日も少なくありません。

直射日光はとても強く、5分外を歩くだけで汗だくになるほど。

逆に、建物内の冷房はかなり強めなので、外は暑くても室内は肌寒い…というギャップも大きいです。


一年を通して気温差が少ないため季節感はありませんが、服装の悩みが少なく、薄手の服でずっと過ごせる気楽さはあります。

スコールも生活に慣れると「また来たな」くらいの感覚で、外出の妨げになるほどではありません。




 

ペナン島(西海岸)

ペナンはKLと似た気候で、比較的過ごしやすいエリアです。

気温は28〜32℃で安定し、雨季は 9〜11月。午後に短いスコールが増える傾向があります。

観光のベストシーズンは 12〜5月で、街歩きやビーチも楽しみやすい時期です。

避けたいのは 9〜11月 で、この時期は天候が不安定になります。

 

 

 

 

ランカウイ島(西海岸)

ランカウイはマレーシアの中でも比較的乾燥しており、ビーチリゾートに最適な島です。

雨季は 9〜10月 ですが、他の西海岸より雨量が少なめです。

旅行におすすめなのは 11〜4月。海が穏やかでアクティビティに最適です。

一方、9〜10月 は天候が崩れやすく、ボートツアーなどが中止になることがあります。

 

 

 

コタキナバル(ボルネオ島サバ州

ボルネオ島は本州とは異なる気候で、山が近いため天気が変わりやすい地域です。気温は27〜32℃。

雨季は 10〜2月 にあたり、この時期は大雨の日も。

海の透明度が上がり、島巡りやシュノーケリングが楽しめるのは 3〜8月 がベストです。

 

 

 

クチン(ボルネオ島サラワク州

クチンはマレーシアの中でも特に雨が多いエリア。雨季は 11〜2月 で集中豪雨も起こります。

乾季である 5〜9月 が旅行しやすい時期です。

 

 

 

 

ヘイズ(煙害)について

マレーシアで生活するうえで欠かせない話題が、ヘイズ(Haze) と呼ばれる煙害です。

9〜10月ごろにインドネシアの森林火災の影響で、マレーシア全体に煙が流れ込み、空が白くかすんだり、視界が悪くなることがあります。

ひどい年は、「外が焦げたような匂い」「目や喉に刺激を感じる」「空港便が遅れる」などの影響が出ることもあります。

とはいえ、毎年深刻というわけではなく、年によって大きく変動します。

特にKLやペナンなど西海岸は影響を受けやすい傾向があります。旅行者はこの時期をできるだけ避けると安心です。

 

 

 

 

ベストシーズンと避けたい時期

・クアラルンプール
観光しやすいのは 5〜8月。雨が多くなる 11〜12月 はできれば避けたい時期。


ペナン島
ベストは 12〜5月。雨が続く 9〜11月 は不向き。


ランカウイ
海を楽しむなら 11〜4月。スコールが増える 9〜10月 は避けたい。


・コタキナバル
海も山も綺麗に見えるのは 3〜8月。雨期の 11〜1月 はアクティビティに影響が出やすい。


・クチン
天候が安定する 5〜9月 が最適。雨季の 11〜2月 は避ける方が良い。

 

 

 

まとめ

マレーシアは一年中暑い国ですが、地域ごとに驚くほど気候の違いがあります。

旅行の計画を立てる際は、目的地の雨季と乾季を知っておくことで、より快適に楽しめます。

クアラルンプールの暮らしでは、高温多湿・スコール・強烈な日差し・室内の冷房といった熱帯気候ならではの特徴を日常的に感じます。

さらに毎年9〜10月ごろにはヘイズの影響が出ることもあるため、移住を考えている方はこの点も知っておくと安心です。

ぜひ、旅や生活の参考にしてみてください。