コロナによる海外の入国規制も大分緩和されてきました。延期していたワーホリや旅に行く予定を立てている方も多いと思います。
海外に行くときは、パスポート、航空券、滞在先の手配など様々な準備が必要となりますが、今回の記事では特に海外に長期滞在する方のために、渡航前に日本でやっておくべき4つのことについてご紹介したいと思います。
「初めて海外に3ヶ月以上行く」という方や「海外に行く前に何か忘れてそうで恐い」という方に読んでいただけたら嬉しいです。
①海外転出届を出す
海外に長期で行く際の役所で行う手続きとしては「海外転出届を出す」ことです。原則として1年以上の海外渡航を予定している場合、海外転出届を提出する必要があります。
逆に1年未満の海外渡航の場合は住民票を抜く必要はありませんが、1年以上行く予定であれば届を出すことができるため、私の場合1年以下の海外滞在の場合も毎回この海外転出届を出しています。というのもこの海外転出届を出すことによって以下のようなメリットがあるからです。
国民年金の支払い義務がなくなる
海外転出届を出し住民票を抜くと、国民年金の支払い義務がなくなります。しかし、この住民税国民年金については任意で支払い続けることも可能です。
住民税を支払わなくてよい
住民税は01月01日の時点で日本に住民登録されているかというのが基準となります。例えば12月に海外転出届を出した場合、翌年6月から課税対象にならず住民税は発生しなくなるということです。
国民健康保険料を払わなくてよい
住民票を抜くと国民健康保険に加入し続けることはできません。そのため保険料を払う必要もなくなります。
しかし、保険に加入していない状態で海外滞在中にケガや病気になってしまうと高額負担となる場合もあるため、国内または海外の任意医療保険に加入するか、クレジットカードの保険を利用するなどの対策が必要です。
※役所関係の手続きに関しては各市町村により異なる可能性がありますので必ず事前にお住まいの市町村に確認しておきましょう。
②英語の基礎を勉強する
海外留学やワーホリに行くという方は渡航前に「英語の基礎を勉強する」ことを強くお勧めします。
海外に行けば英語が話せるようになるというのは甘い考えです。魔法ではないので現地に行けば口から英語が自然に出てくるようになるわけではありません。英語を話すためには最低でも中学英語レベルの文法、単語をマスターする必要があります。
現地に行って少しでも早く英語が話せるようになりたい方は日本にいるうちに必ず英語の基礎を勉強していくようにしましょう。以下にオススメの教材をご紹介いたします。
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③クレジットカードを作る
海外に長期滞在する場合はクレジットカードは必須と言えます。必ず日本にいるうちにクレジットカードを数枚作っておくようにしましょう。
クレジットカードがあれば海外での生活費を現地のATMからキャッシングすることができますし、車のレンタルやホテル予約の際に必要な場合もあります。
また、クレジットカードには海外旅行保険が付帯されているものもあり、一定の期間であれば海外での医療費がカバーされ、とてもお得なものもあります。なのでカードを選ぶ際は海外旅行保険についても確認するとよいでしょう。
以下に海外旅行保険付帯のクレジットカード会社サイトをいくつか貼っておきます。
旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)|クレジットカードの三井住友VISAカード
④国際免許取得
日本の運転免許証だけでは海外で運転することはできないため、海外で運転する可能性がある場合は国際免許を取得しておくとよいでしょう。
申請は「運転免許試験場」「運転免許更新センター」「指定警察署」で行うことができます。
しかし、国際免許証が有効なのはジュネーブ条約の加盟国のみですので、事前に渡航先がジュネーブ条約の加盟国かどうかを確認しておきましょう。以下のホームページにて確認できます。
国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約締約国一覧) 警視庁
いかがでしたでしょうか。本日の記事では「海外に長期滞在する前に日本でやっておくべき4つのこと」をご紹介させていただきました。
海外に行く前は、なにかとやることが多く重要なことを見落としてしまいがちですが、本日ご紹介したことを参考にしていただくことで、損をせずに海外滞在を満喫することができるでしょう。今後も海外渡航に関する役立つ情報をお届けいたします~☆