前回の記事では「可算名詞と不可算名詞」についてご説明させていただきました。(前回の記事はこちらから→中学英文法復習シリーズ④可算名詞と不可算名詞)
可算名詞ついてはそのままの形で文中で使うことができないため、「a」または「the」をつけるか複数形にする必要があると説明しました。
しかし、この「aとtheの使い分け」に悩んでしまうという人は多いと思います。今回の記事では「冠詞aとtheの使い分け」についてご紹介させていただきます。
a/anの使い方
「a/an」のことを「不定冠詞」といいます。不定冠詞「a/an」は以下のような名詞につきます。
・いくつかある中の一つを指す名詞
・単数形で会話に初めて出てくる名詞
下にいくつかの例文をご紹介します。
・I want a new cellphone.
(あらゆる携帯電話の中からどれでも一つ)
・I saw a man in the park.
(会話に初めて出てくる一人の男性)
これらの2つの例文のように、初めて話題に上がったものや、特定できないものに対して不定冠詞が使われます。
theの使い方
「the」のことを「定冠詞」といいます。定冠詞「the」は以下のような名詞につきます。
・会話にすでに登場している名詞
・状況的にお互いにどれかを分かっている名詞
・常識的に世界に一つしかない名詞
・一部の固有名詞
ではひとつずつ例文を見ながらご説明します。
会話にすでに登場している名詞
I want the cell phone.
すでに欲しい携帯の特徴などの話をしていて、「その携帯が欲しいんです」と言うようなニュアンスです。
状況的にお互いにどれかを分かっている名詞
Please open the door.
会話にはでてきてなくても「(あなたの目の前の、その)ドアを開けてください」などと状況的にどのドアのことかわかる場合です。
常識的に世界に一つしかない名詞
・the sun(太陽)
・the first bus(最初のバス)
・the longest river(一番長い川)
一部の固有名詞
固有名詞には「the」を付けないのが一般的ですが、海洋、河川、山脈、砂漠など一部の固有名詞には「the」が付きます。
・the Japan Sea(日本海)
・the Suez Canal(スエズ運河)
・the Amazon River(アマゾン川)
・the Sahara Desert(サハラ砂漠)
いかがでしたでしょうか。「不定冠詞(a/an)」「定冠詞(the)」の使い分けについてご理解いただけましたか?
冠詞は日本人にとってあまりなじみがないため、使い分けが難しく、英語で会話をするときにとっさに口から出てきにくいかもしれません。
英語初心者のうちに意識して使い分けるようにすることで、今後の英会話学習にもとても役立つと思います!!今後も語学に関する役立つ情報をお届けします~☆
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