世界中には様々な「ことわざ」が存在します。ことわざの由来を学ぶことはその国の文化や歴史を知ることにもつながります。
本日の記事では「韓国語のことわざ」をいくつかご紹介させていただきます。韓国語でことわざは「속담(ソクダㇺ)」と言い、日本のことわざと同じ意味のものも多くあります。では実際にことわざから韓国語フレーズを学習していきましょう!!
비 온 뒤에 땅이 굳어진다
意味:雨降った後に地が固まる
揉め事や悪い事があった後には、かえって基盤がしっかりとしてより良い状態になることを意味することわざです。日本の「雨降って地固まる」と同じ意味です。「굳어진다」は「固まる」という意味です。
등잔 밑이 어둡다
意味:灯台の下は暗い
日本のことわざ「灯台下暗し」と同じで「近すぎるとかえって気が付かないことがある」という意味になります。「어둡다」は「暗い」を意味する形容詞です
작은 고추가 더 맵다
意味:小さいトウガラシがもっと辛い
年齢が若くても、しっかり仕事をこなせる人や、身体は小さくても運動神経が優れている、機能的に優れているもの例えです。「작다」は「小さい」、「맵다」は「辛い」を意味する形容詞です。
가는말이 고와야 오는말이 곱다
意味:行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい
自分の接し方に応じて、相手も同じような行動で返してくるという意味のことわざです。日本語のことわざ「売り言葉に買い言葉」と似た意味でよく使われます。「곱다」は「美しい/きれいだ」という意味です。
시작이 반이다
意味:始まりが半分だ
どんなに困難だと思っていたことでも、始めてしまえば意外に簡単であったりするので、始めてさえしまえば、半分終わったようなものだという意味のことわざです。
「시작」とは「始まり」という意味の単語です。「시작하다」だと「始める」という動詞になります。
그림의 떡이다
意味:絵の餅だ
「どんなに食べたくても食べられない」「見ることしかできず、結局手が届かないもの」という意味があります。日本のことわざ「高嶺の花」に近い意味です。「그림」は「絵」、「떡」は「餅」という意味です。
냉수 먹고 속 차리다
意味:冷水飲んでしっかりしろ
このことわざは、冷たいお水を飲むとき、すーっとして気分が落ち着くことから「気をしっかり持とう」、または「頭を冷やそう」 という意味で使われています。
「차리다」は「用意する/整える/準備する」などの意味があり、「정신(을) 차리다(正気を取り戻す/我に返る)」などのように使われます。
いかがでしたでしょうか。「ことわざ」から新しい単語やフレーズがたくさん学べましたね!!今後も韓国語に関する情報をお届けいたします~☆
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