語学キング

語学マニアが最強の勉強法を伝授します

ビジネス英語と日常英会話の違いとは!?

f:id:Natsbar:20210618165359j:plain

「ビジネス英語」という言葉はよく聞きますが、具体的に日常英会話と何が違うのでしょうか?この記事ではビジネス英語と日常英会話の違いについてご説明させていただきます。仕事で既に英語を使っているという方も意外と知らないで使っていることも多いと思うので是非参考にしてみてください!!

 

ビジネス英語と聞くと少し難しそうな印象を受けますが、文の構造的には普通の英語と同じです。ただし、ちょっとしたポイントやコツがあります。それを知っているだけでも、現場で通用するビジネス英語を身に付けることができます。ではビジネス英語と日常英会話の主な相違点を4つに分けてご説明いたします。

 

 

 

丁寧な表現を使う

ビジネス英語と日常英会話の最大の違いは丁寧な表現を使うことです。日本語におけるビジネス会話と同様に、ビジネス英語においても丁寧な表現を使うことが好まれます。日本のように「目上/目下」「ウチ/ソト」の関係によって言葉を使い分ける必要はありません。しかし、ビジネス上は、教養のある大人としての言葉遣いがマストとなります。

例えば、"Sit down" はビジネスでは不適切な表現で、"Have a seat" (お座りください) が適切な表現です。他にも "I want" よりも "I'd like" がの方が適切です。以下にいくつかのビジネスに適した丁寧なフレーズをご紹介いたします。


Have a seat here.
(どうぞ、こちらにおかけください)

Just a moment please.
(少々お待ちください。)

I am not sure.
(それはちょっとわかりかねます)

Would you say that more slowly?
(今おっしゃったことをもうすっこしゆっくりお願いできますか)

I am sorry, but I’m busy right now.
(申し訳ありませんが、ちょうど手が離せないのです)

I'd like a better price.
(価格をもう少し考慮していただきたいのですが)

 

 

 

ビジネスではTime is money.

ビジネスでは時間を無駄にしない事が重要です。そのため、途中で言葉に詰まってしまったり、一言話すのに時間がかかってしまったりする人はビジネス界では相手にされません。
この点では日常の「おつきあい」よりも厳しいです。一つ一つの文を正しく作ることよりも、「連続した文章」を心掛けて話すことが大事です。

 

 

 

ビジネス英語で使用する主語はWe

主語は英語の命です。そして、ビジネス英語においてよく使う主語は "We" です。これは「私たち」ではなく、「弊社」の意味です。

もちろん、個人的な意見や、雑談程度の内容の場合は "I" でも構わないのですが、ビジネスでの達成事項や、会社間の依頼事項など、契約が絡むような話の場合には必ず "we" を使います。

 

 

お金の話をしなければならない

ビジネスにおいて欠かせないのは「お金の話」ですね。「おいくらでしょうか」と「いくら?」の違いは英語にもあります。 "How much?" や "How much is this?" はストレートでぶしつけな感じになってしまうのでビジネスではNGです。"May I ask how much this is?" と必ず文頭に "May I ask" をつけて聞くことが大事です。

 

価格だけではなく相手の出身地や年齢、家族構成を聞く必要がある時も "May I ask" から始まる文を使うことができます。以下に "May I ask~" を使ったフレーズをいくつかご紹介いたします。

 

May I ask how much is in your budget?
(貴社のご予算をお伺いしてもよろしいでしょうか)

May I ask how old you are?
(失礼ですが、何歳でいらっしゃいますか?)

May I ask when you sent the message to me?
(いつメッセージを送ったのかをお伺いしてもよろしいでしょうか)

 

 

いかがでしたでしょうか。ビジネス英語と日常英会話の4つの相違点をご紹介いたしました。内容をまとめると以下の通りです。

 

① 丁寧な表現を使う

② ビジネスではTime is money.

③ ビジネス英語で使用する主語はWe

④ お金の話をしなければならない

 

こちらの4点を気を付けるだけで、あなたのビジネス英語レベルがグッと上がるはずです!今後も語学に関する役立つ情報をお届けいたします~☆