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タイ人は英語が話せる?タイ英語の特徴とは

海外旅行先としてタイはとても人気が高く魅力的な国です。神秘的な仏教寺院やビーチリゾートなど、見どころはたくさんありますが、現地でのコミュニケーションは皆さんどのようにしているのでしょうか?


本日の記事ではタイ人の英語能力とタイ英語の特徴についてわかりやすく解説したいと思います。「タイに初めて旅行に行く方」「タイ旅行で語学に不安がある方」に読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

タイで英語は通じる?

タイは世界的に有名な観光地の一つであり、多くの外国人観光客が訪れます。特に観光地や主要都市などでは、ホテルやレストラン、観光施設などで英語が広く使われます。


タイの学校では英語教育が行われており、第二言語として英語を学んでいることが一般的であり、多くの若者が英語を学びます。そのため、若い世代や学生は英語を話すことができる場合が多いです。

 

ただし、全てのタイ人が流暢に英語を話すわけではありません。個々の能力や学習経験によって異なるため、英語を話すレベルには幅があります。特に観光地から離れた田舎の都市や地方では、英語を話す人が少ないこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

タイ英語の特徴

そんな観光地では英語が通じるタイですが、タイ人が話す英語には少し癖があります。事前にタイ人が話す英語の特徴を理解しておくことで、現地でのコミュニケーションがスムーズに進みます。ここからは、その独特なタイ英語の特徴をいくつかご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

単語の語尾を発音しない

タイ語では単語の末子音は発音しません。そのため、英語を話すときも同様に語尾を発音しないタイ人が多いです。比較的語尾をはっきり発音する日本人からすると聞き取るのが難しく感じます。


例えば「コーク(コーラ)」「コー」「サンドイッチ」「センウイッ」は、「ライス」「ライ」と発音します。タイ人に英語で話すときも、これを意識して語尾を落としぎみにすると通じやすくなるでしょう。

 

 

 

 

 

 

二重子音の2つ目の子音の省略

「Kl」「Kr」「Pl」「Pr」などの二重子音から始まる単語は、2つ目の「l」や「r」が落ちます。例えば、「princess(プリンセス)」は「ピンセス」、「truck(トラック)」は「タック」、「blue(ブルー)」は「ブー」となります。

 

 

 

 

 

 

語尾に「ナ」や「カ」が付く

タイ語では語尾の「ナ」や「カ」は丁寧語にあたります。日本でいう「です」や「ます」のようなニュアンスです。そのため、この「ナ」や「カ」を英語の文末に付けて話すタイ人は多くいます。

 

「OKナカ~」「sorryカ~」などということで、丁寧さも増し、親しみやすさも感じるので、タイ人と会話するときに使ってみるとよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

語尾の“L” の発音が“N” に変化

タイ英語は、英単語の語尾の“L” の発音が、“N” に変化するという特徴があります。例えば、"Apple"は「アップン」、"Central"は「センタン」となります。

 

 

 

 

 

 

過去形を使わない

タイ語には動詞の過去形というのが存在しません。そのため、英語でも過去形を使わないで話す癖の人が多いです。

 

本来ならば「I went to school yesterday.」と言うべきところを「I go to school yesterday.」と現在形のgoを使って言ったりします。"yesterday"という単語が入っているので、聞き手は確実に過去の話だと理解できるのです。


同様に未来表現においても、タイ人は「I will go to school tomorrow.」ではなく「I go to school tomorrow.」と言うそうですが、こちらも明らかに未来とわかるtomorrowのおかげで未来のことであると理解できるそうです。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。本日の記事ではタイ人が話す英語の特徴についてご紹介させていただきました。タイ人と会話をする機会がある方は、これらのことを事前に覚えておくことで、スムーズに会話することができるようになります。

 

是非参考にしていただけたら嬉しいです。今後も語学に関する役立つ情報をお届けいたします~☆