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英語「one, another, other」の使い分けをマスターしよう

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本日はTOEIC Part5でも時折出題される「one, another, other」の問題についてご説明させていただきます。はじめに以下の問題を解いてみてください。


Three of the twelve juries insisted that the suspect was guilty, but _____ insisted that he was not.

 

(A) another
(B) other
(C) the other
(D) the others

 

 

 


正解は(D)です。

「その12人の陪審員のうち3人がその被疑者が有罪だと主張し、残りの9人が無罪だと主張した」

→ 全部で「12人」という状況で、最初の「3人」を取り除いた後の残り「9人」特定できるので、〈特定 + 複数形〉と考え(D)the others が正解となります。

 


"other" は状況に応じて "the / an" や複数形の "-s" が必要になります。

 

①状況:ボールが2つ
・1つ目 → one
・2つ目 → the other

 

②状況:箱の中にボールが4つ
・1つ目 → one
・残った3つ全て → the others

残り全部の場合は特定できるので "the" を付け、単数の場合は "the other" 、複数の場合は "the others" とします。

 

③状況:箱の中にボールが4つ
・1つ目 → one
・残った中の任意の1つ → another

 

④状況:箱の中にボールが4つ
・1つ目 → one
・残った中の任意の2つ → others

他にもまだ残りがあり不特定なので、単数の場合は "an + other = another" 、複数の場合は "others" とします。

 

 

 

other を用いた慣用表現

each other / one another :[名詞] お互い
one after another:次々に
③ A is one thing ; B is another:A と B は別物だ
Some ~, others...:~なのもいれば…なのもいる

 


いかがでしたでしょうか。other の使い分けについて理解していただけましたか?otherの使い分けをマスターするとTOEICでこの手の問題は確実に点数をとれますし、英会話をする上でもかなり役立ちます!今後も語学に関する役立つ情報をお届けいたします~☆