皆さんは英語の「文型」をご存知ですか?「文型」とは中学、高校で習った英語文の型のことです。
英語には大きく分けて5つの文型があります。「英語の基本5文型」と呼ばれ、英語を学習する上で基盤となるものです。本日の記事では「英語の基本5文型」について説明したいと思います。
英語の基本5文型とは
英語の文型は主に「S=主語」「V=動詞」「C=補語」「O=目的語」の4つの要素からなっています。長く複雑な英文であっても、その文の構造は必ず「5つのパターン」に分類することができます。では「基本5文型」を一つずつ詳しく見ていきましょう。
第1文型「SV」
第1文型「SV」は主語(S)と動詞(V)だけで完結する文で「Sは(が)Vする」と訳すことができます。しかし多くの場合はSとVだけでは内容が乏しいため修飾語(M)を伴います。
<例文>
・He laughed.
(彼は笑った)
・I work hard everyday.
(私は毎日一生懸命に働きます)
第2文型「SVC」
第2文型「SVC」は「主語+動詞+補語(C)」となります。「S(主語)はC(補語)という状態である(V=動詞)」という意味になります。
第2文型の動詞(V)には「be動詞全般、become, look, sound, seem, get, make, taste, feel, smell」がよく使われます。「S=C」の関係が成り立つのも第2文型の特徴です。
<例文>
・Tom is a student.
(トムは学生です)
・He looks very happy.
(彼はとても幸せそうに見えます)
第3文型「SVO」
第3文型「SVO」は「主語+動詞+目的語(O)」となります。「S(主語)がO(目的語)をV(動詞)する」という意味になります。この第3文型のVには他動詞しか入りません。
〈例文〉
・I have a pen.
(私はペンを持っています)
・He has two dogs.
(彼は犬を二匹飼っています)
第4文型「SVOO」
第4文型「SVOO」は、「主語+動詞+目的語1+目的語2」となります。Vには「AにBをする」のように目的語を2つとる動詞がきます。
〈例文〉
・ I gave her some advice.
(私は彼女にいくつかのアドバイスをしました)
・I bought him a white T-shirt.
(私は彼に白いTシャツを買いました)
第5文型「SVOC」
第5文型「SVOC」は「主語+動詞+目的語+補語」となります。「O+C」の部分は「OがCである」と訳すことができ、「O=C」の関係となります。第4文型ではO1≠O2であるのに対して、第5文型ではO=Cの関係が成り立ちます。
〈例文〉
・My mother always keeps the kitchen clean.
(母はいつもキッチンをきれいに保っています)
・I call him john.
(私は彼をジョンと呼びます)
いかがでしたでしょうか。本日の記事では「英語の基本5文型」についてご紹介させていただきました。大人になって英語を勉強し直したという方は意外とこの「文型」を忘れている方も多いと思います。
この文型のルールをきちんと理解しておくことで、英語学習をスムーズに進められるようになります。この機会に是非しっかりと基本5文型を覚えなおしてみてください!!今後も語学に関する役立つ情報をお届けいたします~☆