海外で暮らしていると、レストランやホテル、ネットショッピングなどで「ちょっと困ったな…」という場面に出くわすことがあります。
そんなときに日本語のように「すみませんが〜」と丁寧に伝えたいのに、英語ではどう言えばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、失礼にならずに英語でクレームを伝える丁寧な言い方を、シーン別に紹介いたします。
クレームの基本の伝え方
英語でクレームを伝えるときのポイントは、「怒る」よりも「冷静に伝える」こと。
まずは丁寧な表現の基本形を覚えましょう。
基本フレーズ
I’m afraid there seems to be a mistake.
→ すみません、間違いがあるようです。
I think there might be a problem with 〜.
→ 〜に問題があるかもしれません。
I’d like to let you know that 〜.
→ 〜をお伝えしたいのですが。
「You made a mistake.(あなたが間違えた)」のように直接的な言い方は避け、
“there seems to be” や “there might be” などを使うと柔らかい印象になります。
レストランやお店でのクレーム
料理が違った、注文が通っていない、などのときに使えるフレーズです。
例文
Excuse me, I think this isn’t what I ordered.
→ すみません、こちらは注文したものと違うようです。
Sorry, but my food is a bit cold. Could you please heat it up?
→ すみません、料理が少し冷めているようです。温めてもらえますか?
I’m sorry to bother you, but I think you forgot my drink.
→ お手数ですが、ドリンクを忘れているかもしれません。
ポイント
“Sorry to bother you, but…”(お手数ですが〜)を入れると、とても丁寧な印象になります。
ネットショッピング・ホテルなどでのクレーム
届いた商品に問題があったり、ホテルで不備があったときの例です。
例文
I received the wrong item. Could you please check my order?
→ 間違った商品が届きました。注文内容を確認していただけますか?
The item arrived damaged. Could you please send a replacement?
→ 商品が破損していました。交換をお願いできますか?
There seems to be a problem with my booking.
→ 予約に問題があるようです。
メールで使うなら
I’d appreciate it if you could look into this matter.
→ ご対応いただけますと幸いです。
Thank you for your understanding and assistance.
→ ご理解とご対応ありがとうございます。
感情的にならないコツ
クレームを言うときに最も大切なのは、「冷静さ」と「言葉選び」。
怒りの感情をそのまま英語にすると、強すぎて伝わり方が変わってしまいます。
避けたい表現
You must fix this now!(今すぐ直せ!)
This is terrible!(最悪!)
代わりに使いたい表現
I’d appreciate it if you could fix this soon.
I’m a bit disappointed, but I hope we can solve this.
まとめ
英語でクレームを伝えるときは、
・感情的にならない
“・Sorry”や“Could you please”を入れる
・“There seems to be〜”などの間接的な言い回しを使う
この3つを意識するだけで、相手に丁寧で誠実な印象を与えることができます。
海外でのトラブルも、英語でスマートに対応できるように少しずつ慣れていきましょう!