私は以前バックパッカーとして、東南アジアや、インド、ネパール、ヨーロッパなどの国々を旅した経験があります。
幸い、旅中に命の危険を感じるようなことはなかったのですが、やはり日本ではありえないようなハプニングや「怖っ!」と思った経験はあります。
本日の記事では「私がバックパッカーをして遭遇した事件」をいくつかご紹介したいと思います。今後、海外一人旅をする予定の人などに読んでいただき、同じような体験や危険を少しでも回避できたらと思います。
マレーシアでトランプ賭博
私がマレーシアのクアラルンプールの街中を歩いていたとき、二人組のおばさんにいきなり話しかけられました。「あなたのサンダルいいね~どこで買ったの~?」と…
私が履いていたのは300円くらいのクロックスもどきのサンダル。どこにでも売ってる。その時点で少し怪しい(笑)
適当に話を続けて、私が日本人だということをいうと、「実は自分の親戚がもうすぐ日本留学に行く」「今からその子の家でパーティーするから来ないか?」と誘われました。車に乗せられそうになったので、さすがに断りましたが、もし徒歩で行ける所だったらついて行っていたかもしれません。
後で調べてみると、地球の歩き方にものってるくらい有名な詐欺の手口そのままでした。手口は言葉巧みに近づいてきて、日本好きをアピール、家に招いて、そこからカード賭博の話などを持ちかけられ、負けるように仕組まれていて、大金を払わされるというもの。「怖っ!ついて行かなくてよかった」と思いました。
旅をしているといろんな出会いがあります。すべての人を詐欺師だと決めつけたら、友達なんてできないし…難しいところです。しかし、このような事件に巻き込まれないためには「初めて会った人(特に現地人)の家には行かない」ということが大事だと思います。「ちょっとそこの食堂で一緒にご飯」くらいならいいですが、車に乗せてもらって家に行くというのは危険すぎます。
インドでパスポート紛失
これはインドを旅しているときに、かなりムカついた体験です。その日は、インドのダージリンからネパールまで乗り合いのバスで移動をする日でした。
泊まっていたゲストハウスをチェックアウトして、無事バンに乗り、さぁ、ここから長旅だ、と思いながら30分くらい走ったところであることに気づいた私…
「ん?パスポートない」
インドではゲストハウスなどに宿泊するとき、チェックイン時にレセプションにパスポートを預けて、チェックアウト時に返してもらえるということがよくあります。
「あ~~~~!パスポート返してもらってない!!」
そう、私はチェックアウト時にパスポートを受け取ってなかったんです。気付かなかった私も悪いけど、3泊とかしてたらさすがに忘れるやろー-!ちゃんと返せよ!と、その時はかなり頭に血が上りました。
ドライバーさんに言うと、まだ戻れる距離だから大丈夫といって、とりに帰ってくれました。同じバンに乗っていた人にはホントにごめんなさいと何度も平謝り… みんなとっても優しかった。
ゲストハウスにもどって、キレ気味に「パスポート返して」とゆうと「あー忘れてたのね、ハハハ」みたいな感じに渡され、ホントに殴りたくなりました。でもこれがインド… 私が悪い。
その日は国境を越える予定だったので、国境まで行って「パスポートない」なんてことになってたら、と考えるとぞっとしました。
インドではちゃんと返してもらったか自分で確認することが大事です。お釣りも言わないともらえないことが多いので、気をつけてください。
タイの夜行バス
タイでバンコクからプーケットまでの夜行バスに乗っていた時のことです。隣がいなかったため、二人掛けの席全体をつかって寝ていました。
すると真っ暗な夜中に、私のズボンのポケットに後ろからスッと手が伸びてきてきたのです。飛び起きた私は、真っ暗な車内でとっさに財布とパスポートが無事であるかを確認すると、ちゃんとありました。
手を伸ばしたであろう人の顔を見ると、バスに乗る時チケットを集めたりしていた従業員の人!!あぁ誰も信用できないなーと思いました。騒いでなんかされても怖いので、何にも言わずに、そこからは一睡もできませんでした。
しかーし!バスを降りたあと、大きな荷物として預けていたバックパックの中身を念のため確認すると、記念に集めていた行った国のお札が入った封筒がなくなってました。総額にすると数千円とかなのでいいんですが…「何でもとるんだ」「預けたバック開けられるんや」と実感した出来事でした。
旅中、バックパックを預けることがある時は、貴重品は必ず身に付けておくことをおすすめします。ポケットだと取られてしまうかもしれないので、肩掛けカバンに入れて、チャック部分に南京錠をかけたり、靴下の中に現金をいくらかいれたり、と分散させておくと何かあったときにいいかもしれません。
インドで虫に…
これは旅中に起こった私の中で一番のハプニングでした。南インドを旅していたある日、太ももの裏に虫刺されにような跡ができていることに気が付きました。最初はあまり気にしてなかったのですが、日に日に大きく腫れ上がっていき、痛みも出てき、数日で足を引きずるようになりました。
それから塗り薬を買ってみたり、病院で注射をしてもらったりしましたが、あまりよくならず、原因もわかりませんでした。数日後には皮膚が破れてきて、血が止まらなくなり、泊まっていたゲストハウスから全く動けなくなりました。
そこからは、ゲストハウスのスタッフにご飯を運んでもらったり、病院に連れて行ってもらったりと、お世話になりました。病院では、溜まった膿を取り除くために、めちゃめちゃ痛い治療も受けました。
その後、2週間くらいで、だんだん傷が小さくなってきてるのが実感でき、大きな絆創膏を貼りながら旅が再開できるようになりましたが、一時は足切断?と思うくらいヤバい色になって焦りました。(今でも傷跡はのこってる)
病院の先生に言われたのは、インドには日本にはいない虫もたくさんいるし、不衛生だから、そんな半ズボンで生活するなということでした。みなさんも虫刺されには十分気をつけてください!
いかがでしたでしょうか、旅にハプニングは付き物と言いますが、海外でのハプニングはシャレにならないこともあります。旅中のハプニングを武勇伝のように語るバックパッカーも多いですが、やはり安全第一だと思います。
本日の記事では「私がバックパッカーをしていて遭遇した事件」についてご紹介させていただきました。今後一人旅をするという方の参考になれば幸いです。皆さんの旅が安全で、最高なものになることを祈っています☆
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