皆さんは「whereas」という単語をご存知でしょうか?「whereas」は何かを対比したり、比較したりする場合に使われる接続詞です。
私はこの「whereas」という単語今まで知りませんでした!!学校で習った記憶もありません。実際、英語ができる日本人でもこの単語を使ってる人は少ないと思います!
本日の記事では、そんな日本ではぽっかり忘れられてしまったこの「whereas」という単語の使い方や「but」との違いについてご説明したいと思います。
whereasの発音
まず、「whereas」の発音から見ていきましょう。発音記号は以下のようになります。
「(h)wèɚˈæz(米国英語), weˈræz(英国英語)」
一瞬発音しにくそうですが「where」+「as」と捉えるとうまく発音できると思います。
whereasの使い方
「whereas」は何かをかを対比、比較する場合に使われ、日本語では「~であるのに、~の一方で、しかし」といった意味になります。少し硬い表現なのでビジネスシーンや書き言葉にも使えます。例文をいくつかご紹介します。
Some people like coffee, whereas others like tea.
コーヒーが好きな人もいるが、紅茶を好きな人もいる。
My mother eats only vegetables, whereas I eat also meat.
母は野菜しか食べないのに、私は肉も食べます。
特徴として、上の例文のようにwhereasは主語の異なるものを比較・対照する場合に使われることが多いです。
whereasとbutの違い
「~だが、しかし」と聞いて一番に思い浮かべるのは「but」という単語だと思います。ではこの「whereas」と「but」の違いは何でしょう。
「whereas」は前の文と後に続く文を「対比」させるためのものですが、必ずしも二つの文が反対である必要はありません。訳としては「~であるのに対して」「~である一方で」というニュアンスが強いです。
以下のようにとりあえず関連しそうなことであれば並べることができます。
He has a pen, whereas she has an apple.
彼はペンを持っているのに対して、彼女はリンゴを持っている。
一方「but」は対比する二つのものが正反対の時に使われます。「大きい-小さい」「長い-短い」「高い-安い」など基本的に「逆説」の意味です。以下に例文をご紹介します。
Watermelons are cheap, but strawberries are expensive.
スイカは安いが、イチゴは高いです。
I have been to Thailand, but she has not.
私はタイに行ったことがあるが、彼女はありません。
まとめると以下のようになります。
・whereasは比較するものが正反対でなくてもよい
・butは基本、2つのものが正反対
いかがでしたでしょうか。「whereas」の使い方についてご理解いただけましたでしょうか。「but」に比べると少し硬い表現ではありますが、ビジネスシーンや論文などで使うことで、あなたの英語レベルが少し上がること間違いなしです。
今後も語学に関する役立つ情報をお届けいたします~☆
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