コロナの影響による副業ブームで英語を勉強する人が急増し、「日本人のオンライン英会話講師」の需要が高まっているのをご存知でしょうか。オンライン英会話講師に興味がある方は下の記事をご参照ください。
また、まずはオンライン英会話を利用して英語を勉強したいという方は以下の記事をご覧ください。
本日の記事では、「英語学習歴10年以上」「TOEIC930点」「海外で就業経験あり」のこのブログの筆者が「DMM英会話」の日本人英語講師に応募した時の流れとテスト内容についてご紹介させていただきます。
DMM英会話講師の応募条件
まずは「DMM英会話講師」の応募条件についてです。求人情報によると、応募条件は「資格は不問」とのことで、18歳以上で日本国籍であれば誰でも応募できます。
採用プロセスで実施される英語テストで英語力が十分と認められれば採用されるようです。
応募後の流れ
応募から勤務開始までの流れは以下の通りです。
1. 応募 (※パスポートまたは身分証のご提示)
2. 英語と日本語のテスト
3. トレーニング
4. 勤務スタート!
注意点としては、応募した後はDMMの子会社が運営する「engo」とのやり取りになるため、コミュニケーションはすべて英語になります。
英語と日本語のテスト内容
個人情報の入力と身分証明書の送信を行い、応募が完了すると次は「英語と日本語のテスト」に進むことができます。
このテストは、最初に英語または日本語で質問が表示され、読む時間が5秒ほどあり、その後、質問に対する答えを15秒以上、1分以内で回答します。その様子は自動で録画、送信されるというものです。
質問は英語2問、日本語1問の計3問で、各質問5回まで撮り直しができます。しかし撮り直しをした場合は、質問も変わるため、答えを準備しておくということはできません。
私がテストを受けた際の質問内容は以下の通りでした。
英語の質問①
・旅行するなら電車か飛行機どちらがいい?なぜ?
・インターネットまたは本どちらを好む?なぜ?
英語の質問②
・"jump the gun"の意味をできるだけ簡単に説明しなさい。これを使用した文も作りなさい
・"ring the bell"の意味をできるだけ簡単に説明しなさい。これを使用した文も作りなさい
日本語の質問①
・あなたの家族にとってスポーツはどれくらい重要ですか?なぜですか?
・自身の「お気に入りの場所」はどこですか?なぜですか?
英語の質問は英語で表示され、日本語の質問は日本語で表示されます。撮り直しをすると前に撮った動画を選ぶことはできないため、最大の5回まで撮り直ししてしまうと、それを送るしかなくなってしまいます。
これから受ける方へのアドバイス
私がこのテストを受けた結果を申し上げますと「不合格」です。正直、テストを終えた瞬間に不合格だと確信していました。全体的に短い文しか作れなかったし、質問②では完全に反対の意味で語句の説明をしてしまったからです。
冒頭で私の英語力を「英語学習歴10年以上」「TOEIC930点」「海外で就業経験あり」とご紹介させていただきました。はい、それなのにこんなにも話せないかと正直落ち込みました。
英語でなんとなくおしゃべりはできても「物事について明確な説明をする」「自分の意見をロジカルに述べる」という能力が欠けていたことに気づかされました。もう少し作文力や表現方法を勉強しておけばよかったとも思いました。
そんな経験を活かして、今後DMM英会話の講師に応募する方のために、大変おこがましいのですがアドバイスさせていただければと思います。
英語での受け答えの基本を練習しておこう
英語で意見を述べるときは基本的に結論を先に答え、その後に理由を話します。"I prefer ○○ because ~ "のような形を意識して何に関してでもいいので自分の意見が話せる練習をしておくとよいでしょう。
本当の意見よりも文を作りやすい答えを選ぶ
あくまでテストを通過するための回答なので本当の自分の気持ちを述べる必要はありません。「どちらを好むか」等の質問には、理由が作りやすいと思った方を意見として述べるようにしましょう。
別ウィンドウに辞書を用意しておこう
私が受けたテストの英語の2つ目の質問はすべて「〇〇の意味を説明しなさい」という形式でした。〇〇の部分にはイディオムや単語が入ります。5回やり直しをして、そのうち4問は意味の知らないイディオムでした。
わからない単語やイディオムがきても、問題を読む5秒間ですぐ調べられるよう、パソコンの別ウィンドウに辞書を開いておくことをおすすめします。