TOIECのリスニングパートはリーディングに比べ点数が取りやすいともいわれていますが、英語に慣れていない方にはスコアを上げるのが難しいパートでもあるでしょう。
スコアが伸びないということは、英語がきちんと聞き取れていないということです。まずは聞き取れない原因を理解して、効果的な学習をする必要があります。
本日はリスニングパートで確実にスコアを上げるため、リスニングのスコア上がらない原因と、その対策についてご紹介いたします。
①単語力、文法力の不足
「英語が全く聞き取れない」「英文を見ても理解できない」という方は、そもそも単語力、文法力が不足しているということです。
当たり前のことですが、知らない単語を聞き取ることはできません。よく「英語を全く知らなくても、聞き流すだけで理解できるようになる」などという教材を見かけたりしますが、魔法ではありませんので、英語を聞き取る上で、必ず基礎の文法、単語力は必要です。
このレベルの方は、まず中学レベルの基礎単語や、TOIEC頻出単語を覚えることから始めましょう。この時必ず発音も確認してください。単語と発音が一致しないと聴いて理解することができないからです。
②音を知らない
「英文のスプリクトを読めばわかるのに、リスニングになると聞き取れない」という方は、英語の音を知らないことが原因だといえます。
音を理解する能力を高めるには個々の単語の発音に加え、音の変化を知ることも重要です。例えば、"Let it go" は「レット・イット・ゴー」ではなく、実際には「レリゴー」と発音されています。英語の音の変化が起きているのです。
英語の音を知るための近道は、自分で発音できるようになることです。語学学習に関して「自分が発音できない音は聞き取れない」と言われています。
発音を鍛える方法は「聞いた音をそのまま真似る」ことです。とにかく音に集中して聞き、発音してみてください。英語のアクセントや舌の使い方を研究するのもよいでしょう。
③英語の処理能力が低い
「英語は聞き取れるが、意味がすぐ頭に浮かばない」「英文の意味を処理しているうちに次の話にいってしまいパニック！」という方は聴いた英文を理解するのに時間がかかりすぎているといえます。英語の処理能力を高めるトレーニングが必要です。具体的な方法は以下の通りです。
英語の音声、英語スクリプト＆日本語訳を用意します。
1) スクリプトを見ずに音声を聞く（わからない単語がでてきても気にせず、音に集中する）
2) スクリプトを見ながらもう一度音声を聞き、わからない単語をチェックする
3) わからなかった単語を日本語訳を見ながら意味を確認する。
4) 意味をすべて理解した上で音声を数回聞く
5) 慣れてきたら音声を追いかけて発音するシャドーイングをする
いかがでしたでしょうか。本日の記事では、「TOIECリスニングのスコア上がらない3つの原因と対策」を紹介させていただきました。
今後も語学学習に役立つ情報をご紹介いたします～☆
